

90年代のイかれた日本映画。主演が山口達也と安室奈美恵、助演に山本太郎という信じられないキャスティング。
そもそも安室奈美恵が映画に出たのはこの作品と「学校2」しかない。
以下ネタバレを含みます。
試験の成績次第で寮が取り壊されるという状況で、バカ学生たちがカンニングで突破を狙う。
ヒロインの安室奈美恵はマンションを追い出されて寮に転がりこんでくる上に、大学の入試すらカンニングで入ったという筋金入りのクズ。
その他「カンニングは美学だ」とかほざくクソ教授。ギャルの匂いを嗅ぎ分けられる寮の管理人などロクな奴が出てこない。モラルはどうした!?
内容は終始くだらなく脚本家が酔っ払って書いたかを疑うが、俳優陣がめちゃくちゃ豪華。それでいて内容はめちゃくちゃに映画。これぞ、贅沢! リアリティやディテールや整合性をフルでシカトして、画作りに全フリする姿勢は潔さすら感じる。ほめどころは特にないけど、亡くなる直前の由利徹と、教授役をやる麿赤兒という珍しいものが観られる。

岡崎龍夫
Eclo編集長。デザイナー、エンジニア、コンサルタント、ライターなど様々な職域を持つがもともとは俳優。表方の舞台活動から裏方のアートマネジメントに移行し、都内で舞台のプロデュースを手がけてるうちに、デザイン、WEB開発、マーケティングといった職能を身につける。趣味はDJとアザラシ探訪。現在は合同会社elegirlを設立し、WEBの企画、開発、コンサルティングを中心に活動している。